Case Study

導入事例

情シス業務まるごと代行

専任のIT要員不在の企業に対して、スタートアップ時のシステム導入支援と、その後の社内システムの維持・代行を提供。

お客様情報

業種 外資系金融機関
従業員数 30名
拠点 本社のみ
サービス提供開始 2012年04月~
情シス担当者 不在(窓口担当者のみ)

概要

日本法人設立時、情報システムに詳しいメンバーは含まれておらず、会社設立に合わせて各種ICT設備の導入、セキュリティ対応が難しい状況でした。

弊社では企業活動に必要なシステムやサポートサービスを提案し、段階的に導入を実施。
企業活動開始後は外部から「情報システム部門」として企業活動を支えています。

お客様課題

いわゆる「ゼロ情シス」状態。

  • 企業活動に必要な最低限の情報システム基盤の整備ができない。
  • 当局対応のために必要なネットワーク・セキュリティに関しての整備ができない。

など、企業活動開始にあたって課題が山積みでした。

サービス提供内容

弊社で提供したサービスについて、導入までの経緯、実際に提供したサービス内容、導入後の運用について記載します。

導入まで

会社設立後、スムーズに業務が開始でき、かつ該当当局への対応が可能なように以下のような形で導入を進めました。

企業システムに必要な項目の提案

業務開始までに準備が必要な各種企業システム基盤等に関しての項目をカテゴリ別に列記し、顧客に提案しました。

  • 必須のもの(無いと業務が成り立たないもの)
  • 規制等で必要なもの(法令・条例等で必須と考えられるもの)
  • あるとよりスムーズに業務ができるもの
  • ゆくゆく導入を検討してよいもの

必要項目のすり合わせと選択

打合せのなかでこれらの項目から必要な部分を協議の上選択し、導入を進める形としました。
もちろん予算等の兼ね合いがあり、まずは最低限・必須の項目を実施する方向で調整しました。

システム基盤の構築・導入

システム基盤およびクライアントPC周りのICT関連基盤の整備・構築・導入を一手に引き受ける形となりました。
具体的には以下のシステムの導入を実施しました。

実施項目 説明
ネットワークシステム 社内ネットワークおよびインターネット接続等を実施
サーバシステムをデータセンターに設置したため、データセンターへのVPN接続も実施
メールシステム メールシステムは海外の本社と連携が必要だっためオンプレミスで構築し、データセンターに設置
ファイル共有 社内でのファイル共有のためファイルサーバを構築し、データセンターに設置
クライアントPC 社員約30名分のクライアントPCのキッティングと設置調整
ファイル共有やメールクライアントの設定も実施
その他 電話関連(PBX、通話管理)、テレビ会議システムなど導入支援

導入後

情報システム部門代行

業務開始後においても、顧客側で情報システム専任の担当者を設置することは難しく、管理部門の方を窓口として弊社が情報システム部門を代行する形となりました。

以下のような項目をサービスとして提供しています。

提供項目 提供内容
監視・障害対応 サーバシステムおよびネットワークシステムの24時間365日の監視およびリモート障害復旧支援。
障害対応時には保守ベンダーエスカレーション等も実施します。
システム運用支援

システムの恒常性・安全性確保のため、運用支援としてのサポートを提供しています。

  • Windows サーバー定期アップデート
  • システムバックアップ正常性確認
  • システム脆弱性情報の評価・適用のアドバイス
クライアントサポート

従業員が使用するクライアントPCに関してのサポートを提供しています。

  • PCキッティング(新規・更新)
  • システムアカウント登録代行
  • リモートデスクトップによるPC遠隔サポート など
システム導入支援 新規システム導入、システムの入替等の支援。
情報システム部門が実施するような調査・比較・検討、RFP作成、調達支援、プロジェクト管理などを実施。

成果・効果

会社設立もうまく進み、無事業務を開始することができました。
また、該当当局からの検査等も無事通過することができ、現在も問題なく営業することができています。

現在

現在も専任の情報システム担当者(あるいは担当技術者)は在籍しておらず、弊社が情報システム部門としてサービスを提供しています。